ちっちゃなピアノロックンローラー、Kingenは1968年、スウェーデン/ヘリエダーレン出身。彼は長いキャリアの中で、70-80年代にビッグ・ヒットを飛ばした国民的バンド、The
Boppersにて数年間プレイしたこともある。脚光を浴びるようになったのは90年代初め。ハリウッド制作のIBMのCMに抜擢されそのキャラクターが一気に知名度を増すことに。本作はソロ2作目として2008年に本国で発売。ピアノをメインに、トラディショナルなソウル/R&B、ロックがミックスしたサウンドは、Brian
Setzer, Outkast, The Faces, Harry Connick.Jr, Duffy, Sharon Jones, Ray
Charles, James Brown, Chuck Berry, Sam Cooke, Tom Waits etcの影響を受けているが、ドラムマシンを使ってロカビリーをやったり(Track5)、James
Brown調のサウンドにアグレッシヴなドラム・ループを組み合わせたり(Track3)、北欧のグルーヴとCurtis
Mayfieldをかけ合わせてRod Stuwartばりのボーカルを乗せたソウルバラードなんかも楽しめる(Track6)。レトロでもなく、モダンでもない、タイムレスなパーティー・ミュージック!